長年の上司であった和田さんが鹿児島で個展を開くのに合わせて、鹿児島から長崎へと3日間の旅を企てたのである。
昨年、権利はあったのに取得出来なかったリフレッシュ休暇なるものを申請し、嫁と二人の珍道中である。
最初のアクシデントは空港につく前に起こった。
04:30早朝、相模原から国道16号を快調に走りベイブリッジを越えて
羽田空港空港まで後少しというところで、トロトロ走る白いクラウン
を追い越した。と、「ウ~~~」「黒のオデッセイ、左に寄せて止まりなさい」と来た。
覆面パトカーに見事捕まってしまった。29オーバーで罰金18000円也。
何と幸先の良いことだろう。これはこの後の厄落としだ!などと
のんきなことを言っていたのだ。この時はまだ。
06:35発のANAで羽田を後にする。で、08:40鹿児島空港着。
始めて鹿児島市内に足を踏み入れる。ドキドキ・・・。
空港近くで予約していたレンタカーを借りる。
TOYOTA-IQというミニカーみたいな車。前の席はちゃんと幅もあり
快適なんだが、後ろはバッサリカットされているのでなんだか不安な車。「どうせ借りるなら自分じゃ買わない変わった車にしよう!」という嫁様の意見に従って決めた。
九州旅行に自動車道を鹿児島空港から鹿児島市内に向かって走る。途中桜島PAといういかにもという名前のパーキングエリアで朝飯。嫁はすかさずお土産をGETしている。ここでドライバー交代。嫁の運転で鹿児島市内へとはいる。ここでちょっと郵便を出しに郵便局へ。別に鹿児島で出さなくてもいいのだが時間がなくて持って来てしまったのだと。郵便区奥の駐車場でうず高く積まれた火山灰にここが鹿児島である事を実感する。
和田さん個展にはまだ早いので、早速錦江湾に釣り糸を垂れる事にする。海岸線を釣り場を探しにかる〜く流す。
何か飲み物でも買おうかとコンビニに。で、財布を探すが無い!
たびの前日に誕生日プレゼントとして家族からもらった流行りの長財布。それも黄色いの。
それが無い! 車のどこを探しても無い!降りたのはただ一度、桜島PAだけだ。嫁がレシートを頼りに電話をしてくれた。
「あ〜、ありますよ〜」とのお言葉。嫁に平謝りに謝って、
もう一度桜島PAまで取りに行く。往復50kmのロス。嫁のお土産の清算をしていた時に借りたレストランのトイレに落としたらしい。従業員の方が清掃の際に見つけてくださったそうである。
引き取りに行った際にも丁寧で優しい対応。いっぺんで鹿児島が好きになった
。ありがとうございました桜島PAの小林さん。ご恩は一生忘れません。
で、無事に鹿児島市内に戻り、それでも釣りをしたいので「海釣り公園」なるものに行く。ほんの2時間弱の釣りだが一年以上もやってなかったので感慨ひとしおである。ちょい投げの天秤にオジサン1匹。渓流竿に鯖の子ども1匹という結果であったが釣り糸を出せたという事実だけで十分満足でした。
15:00にホテルにチェックイン→市役所近くにある個展会場に参上する。素敵な空間。ただイラスト展なのか焼酎の展示会なのかよ〜わからんほど床には焼酎の一升瓶が並んでおりました。
17:00終了。片付けをお手伝いして、お疲れ会は噂の名店「鷹」さんに決定。実家に荷物をおくという和田さんと別れて、和田さんのお友達に先に連れて行っていただく。
小さな路地を入って、又さらに枝路地に入ると、ありました「たか」の暖簾。口開けのようですまだ誰もお客さんはいません。女将が新聞読んでました。小さなお店。カウンターに7〜8人、
小上がりに4人くらいのキャパシティ。和田さんを待ちながら発泡酒でスタート。おつまみは適当にでてくるものを自分の小皿にとっていく。全くオーダーなしで女将が適当に作って出してくれる。
カサゴの味噌汁は絶品だった。
そのうち和田さんが来て、他の常連さんが来て店は満員状態。途中で大海酒造の山下社長も合流。大宴会となった。お湯割ガンガン、おつまみバクバク。20:30になったら和田さんが
「本来この店は20:00閉店です。本日はご好意で延長していただきました。皆さんお勘定!!」と指令が飛び、解散へ。お勘定は・・・・・何と1人15,000円!!! 酒代だけなんですと!
な〜〜〜んていい店だ。さらに鹿児島が好きになりました。
帰りには火山灰が降りだして傘に灰が降りかかる音を聞きながら
ホテルに戻ったのです。いろいろありましたが、九州大一日目はこうして終了しました。
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