
ここは64くらいの男前の板さんと飄々としたオカミさんの二人でやっている店。
板さんが自前で作る干物が美味い。 本日はキンキにカマス、それから鱒の開きが一枚というラインナップであった。
昨日夕食に金目の煮つけを作ったので、比較のためにナメタカレイの煮物を注文しようとしたが、「かますが美味いよ~」の一言でカマスに変更。 中でもイチバン大きいのを焼いてくれた。値段は同じなんだと。それとヒラメのお刺身を注文する。
お通しは菜の花の辛し和え。 こう来るとお酒はやっぱり日本酒でしょう。 最近は銘柄にはあまり拘らない。熱燗で一本お願いする。 知り合いの一人とて無く、静かなカウンターでひっそりと日本酒を飲みながら美味い魚をつついている。
こんな贅沢な時間がありがたい。 六本木にも行きつけの寿司屋がある。大将とはもうお友達なので、黙って座っていればおつまみが出てきて腹が減ったら寿司を握ってくれる。 常連さん同士も顔見知りで何となくわいわいと楽しい時間が過ごせる。
しかし時にはひっそりと自分だけで飲みたくなるものである。 口数の少ない板さんと煮魚の作り方などぽつぽつと話する。この板さんにはポテトサラダのおいしい作り方とか、今回の煮魚、干物の作り方などいろいろ教えてもらっている。
以前には(確か金曜日だった)帰り際にハタハタの干物を12匹ももらってしまった。
昨日は生ノリを3パック持たせてくれた。 なにか施したくなるような風情で飲んでいるのだろうか?私は。
何気ないけどありがたいお店の話。
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