2008年2月28日木曜日

新橋の夜

尾羽打ち枯らしたサラリーマンの中継基地、新橋<バル・ビエン>


昨夜も19:00~カウンターの一角を占めていた。常連は若干を除いてみな先輩 経験に裏付けられた貴重な話が聞ける場所。 ただ、昨夜は某S堂の常連が同僚を大挙して来店、さらに5名のグループも来店して騒がしいことこの上ない。


同じ会社であっても独立した個人客として振舞う方々を見るにつけ、「常連=何をしても良い」的な行動原理は大企業ゆえの精神構造なのかもしれない。


そんな中、建築設計事務所経営のEB原さんという方とお話しする機会を得た。


建築に関する与太話を聞いてくださった。

「神はディティールに宿る(ミース・ファンデルローエ)この有名な言葉の解釈について、宮大工の西岡棟梁について、環境と建造物と住空間の統合的な計画性について、生息空間の快適性を決める要素について・・・。



時間を忘れて語り合った。思っていることを素直に言葉に出来る機会はそんなに多くは無い。


飲兵衛の先達たちはそれぞれ帰路について行く。お洒落な芸術家のジー様もいれば、セクハラぎりぎりの転職マンもいる。皆一人で来て、一人で帰っていく。


偏見なのは百も承知だがあえて声を大にして言いたい。



「立飲み屋で会社の宴会開くんじゃねぇ!」



22:00ワインの適量をグラスを3杯ほどオーバーして店を辞した。

良い夜だった。

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