2009年12月18日金曜日

技という肴


木曜日 2週間ぶりに六本木江戸半へ行く。
客はまばら。「不況?」:「昨日は満員」
ま、そういう日もあるわね。 昨日の余波で仕込が遅れているとのこと。
話しながらアナゴの仕込をする親方。
こっちが好きだからかもしれないが、丁寧に作業手順を説明してくれる。
いや、俺は流石にアナゴまでは手を出さないって。
しかし、長年の業は見ていて気持ちがいい。無駄の無い動き。
アナゴ特有の△骨を綺麗に外していく。 プロの手業はそれだけで鑑賞に堪えうる演目だろう。
開く→ぬめり取り→塩もみ→洗い→煮込み→冷まし(味いれ)と
一連の作業を焼酎を飲みながら眺めて過ごした。
不況でビンボーになってもこういう時間は持っていたい。
最後に出来立てのアナゴの握りを半身分。 幸せな夜。

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