金曜日。ちょっと時間が空いたので、映画を観る事にした。
先日例の米国産考古学的活劇は観てしまったので、ちょっと悩んだ末に「奇跡のシンフォニー」を選んだ。「告発のとき」とどっちにするか悩んだが、たまには普段絶対に観ないだろう映画も観てみようとこっちにしたのだ。 ストーリーは単純。11年前に知らない間に無理やり引き離された親子が音楽で再開するというお話。この11歳と8ヶ月の少年が音楽の天才なのだが、初めて触るギターやピアノを使って音を出すシーンが何故か好きになった。「いいなぁ~」というあの感じだ。
その夜 定年退職する先輩を送る会が銀座であった。お開きの後銀座通りに出るとサックス奏者が一人。 アコースティックの生音が銀座の夜に響いていく。
写真はデジタルになった。手紙はメールになった。ミサイルの発射本数だってPHOTOSHOPが何とかしてくれる時代。
でも、本当に大切なものはきっと「生」なのだろう。
決して技巧的ではない初老のサックスプレーヤーの演奏を聞きながらそんな事を思った夜でありました。
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