2008年2月12日火曜日

もって他山の石とする

最近考える。人を育てるというのは本当にたいへんなことなのだろうと。

クライアントに一人の部長がいる。業界に仕事を長くやってきたので、それこそ版下の頃からの人だから印刷とか媒体の仕切りだとかには特に詳しい。その人の部下は女性2人。一人は奥様、もう一人は独身の27歳。

今まで好き勝手にロケしたり、自分のやりたいようにやってきた。たまにいくつかの案を前にしたとき「君達はどれが良い?」と聞いたりするのだが、何か言うと必ずその判断が間違いであると追い込んでしまう。

「ソンなら聞かなきゃいいのに」と我々提案側は思うのだが、多分それで教育していると思っているのだろう。

先日その若い方と話をした。「結局自分の好きなほうに決めるんだから聞か無きゃいいんですよね」といっていた。

そうだろう。いくら教育してる、教えてるといっても教えられている側にその認識が無ければただのイヤナ親父だ。同じことが我々スタッフにも当てはまる。ねちねちと絡むのを愛情と思っている節がある。自分の目的はスタッフの目的であり、全てを置いても全力で努力してしかるべきだ!と思っていらっしゃる。

人は<楽しいか><為になるか><金になるか>の3項目の少なくとも2項目が満たされないと仕事に積極的に取り組まない。更に<誰に頼まれたか?>という要素が絡んでくるが、少なくとも自分の仕事では2項目は満たしたいと思っている。


もう5年間もこの人物と仕事をしているが。、最近特に盲目的になってしまった。同じ年代として自分も同様の間違いを犯してはいないだろうか?といつも後ろを振り返っている。


もって他山の石とすべし。


昔の人は良いこと言うよホント。

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